「トイレで泣いたこと、ありますか?」上司に嫌味を言われて駆け込んだ、会社のトイレで。家族の前では泣けないから、こっそり自宅のトイレで。女性たちが人知れず流してきた涙を、トイレはどれだけ見届けてきたのでしょうか。1986年4月、男女雇用機会均等法が施行。女の時代”ともてはやされるも、がむしゃらに働かなければ認められない男社会に放り込まれた女性たちは、才能がありながらも“働き方”の壁にぶつかり、その多くが脱落してきました。しかしここ数年、経済をとりまく環境の変化によって女性活用や限定社員の普及など、労働力の多様化こそ新たなる成長戦略の鍵であると国を挙げてうたいはじめたのです。「どんな働き方があってもいい、どんな考え方があってもいい。一人ひとりの考え方や感性、価値観の違い――多様性がビジネスの戦力になる!」30年近くかけて、やっと本当の意味で女性の社会進出の時代が到来したといえます。そんな今だからこそ、このドラマを制作することができました。このドラマでは、世代の違う3人のワーキングウーマンが悩み、戦い、時に涙する。働くことを断念してしまった人も、専業主婦の人も、新たな一歩を踏み出す勇気と元気を持てるドラマです。